緊急事態宣言が全国に拡大され、依然としてCovid-19の脅威は去っていません。経済指標や失業者数など統計データを見るたびに暗い気持ちにならざるを得ませんね。
そんな中、市場に参加する投資家たちはコロナ相場にやや慣れてきているように感じます。個別株であれば1日数%の変動はあたりまえ、という感すらありますね。
一方で実生活に目を転じると、こちらの「慣れ」には危機感が募ります。外出自粛に対する意識が緩んできているような気がしてなりません。週末に食料品を買いに外出すると、思わぬ人の多さに驚きます。近所の公園は子連れの家族で賑わい、ランニングする人も目立ちます。
市場はともかく、日常生活では「不要な慣れ(危機は去ったかのうような誤解)」や「自分だけなら外出してもいいだろう」といった意識は禁物です。マスクをしていれば安全というわけではありません。発症していないだけで自分が感染しているかもしれないのです。感染するリスクだけでなく、感染させるリスクがあるのです。
いま一度しっかり気を引き締め、不要不急の外出は控えるようにしましょう。
さて、前置きが長くなりましたが、今月も自らの投資ルールに沿って定期買い付けを実行しました。20年4月買い付け後のポートフォリオがこちらです。(今回からは最新の構成比率のみを記載することにしました)
ティッカー | 構成比率 | 今月の購入銘柄 |
VOO | 32.9% | ✓ |
VYM | 23.3% | ✓ |
XOM | 5.4% | ✓ |
JNJ | 3.8% | |
MCD | 4.6% | |
KO | 3.6% | |
MO | 5.1% | ✓ |
PM | 5.8% | ✓ |
VZ | 4.4% | |
T | 4.7% | ✓ |
PG | 6.2% | |
米ドル | 0.2% | ー |
合計 | 100% | ー |
今月はVOOの構成比を30%超えまで引き上げることを意識して資金を振り分けました。
毎回書いていますが、理想としては2つのETFで55%(VOO30%、VYM25%)、個別銘柄で45%(各5%✕9銘柄)をターゲットにしています。多少の凹凸はありますが、今月もほぼ狙い通りの買い付けができました。

MSFTが気になる
ポートフォリオにはありませんが、最近マイクロソフト株に興味を持っています。
いまのところ配当利回り1.1%程度、連続増配が16年です。長期で見ればPGやJNJのような長期連続増配銘柄になるように思っています。財務も健全だし、成長余地もある。インカムゲインとキャピタルゲインを同時に狙える銘柄だと思います。
すぐにでも買いたい気持ちがふつふつと湧いてきますがもう少し分析と理解を深めてからでも遅くないかなと思っています。焦って買う必要はありませんからね。
2020年は今のペースで買っていきます
前回の記事で2020年は1年を通して買い場であると書きました。その気持ちはいまも変わっていません。これからさらに劣悪な経済指標が出てくるでしょうし、倒産や不良債権に関する報道も増えてくるでしょう。当然冴えない決算発表も続くと思います。米国だけでなく世界中の企業が同様です。
しかし、私はいまのペースで優良米国株を買い続けていくつもりです。
私のポートフォリオはディフェンシブ銘柄中心ですので短期間で大きな値上がりは期待できません。反対にコロナショックのような経済環境下でも下落もほどほどで収まっています。
これからも平常運転で配当金を再投資し、コツコツと買っていくつもりです。この手法を続けていれば、やがてくる景気好転のときに報われると信じています。
連続増配のディフェンシブ銘柄をコツコツ投資していくことは、シーゲル流に言えば「下落時はブレーキ(安定した業績と配当を意識した下値抵抗)となり、上昇時には利益拡大のアクセル(配当再投資で買い集めた株数がいっせいに上昇)となる」ため、一喜一憂はしません。ブレーキとアクセルを意識することで、いまのような波乱の相場でも精神の安定を保つことができています。
そんなわけで5月以降も引き続きコツコツ買い増ししていくつもりです。
2020年4月のポートフォリオは以上です。このポートフォリオがどなたかの参考になるかわかりませんが、今後も定期的に更新していきたいと思います。